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小井 衛; 柳沢 務
大洗FBRサイクルシンポジウム, 0 Pages, 2001/09
大洗はハ-ド面とソフト面のインフラが整備され、かつ、本年にはFBRサイクル国際研究開発センタ-(Fセルボ)が完成し研究者・技術者の研究環境が整備された。国際協力がより積極的に進められるような機能の強化も図っていく。国内のみならず、海外からも優秀な研究者を大洗に受入れ、自由闊達な議論等により、国際的にも高い研究開発を行えるようにしたい。
小井 衛; 早野 睦彦
大洗FBRサイクルシンポジウム, 0 Pages, 2001/00
大洗工学センタ-では「常陽」「もんじゅ」を中心とする基盤的、先進的研究開発を進めてきた。今後は、実用化戦略調査研究における各候補システムの見通しを明らかにするための設計研究・要素研究やもんじゅ運転に向けての技術的研究を進めることに重点を置く。また、併行してプラント概念に固定されない実用化FBRサイクルの技術体系を確立するための基盤研究、核種分離変換技術の研究開発、多様なニ-ズに応えうる高速炉としての幅広い基盤研究など長期的視点に立った多様で骨太な研究開発を進めてゆく。
小井 衛; 可児 吉男
大洗FBRサイクルシンポジウム, 0 Pages, 2001/00
実用化に向けて競争力のあるFBRサイクル技術の実現を目指している。設計研究の主たる目的はFBRサイクルの実用化像(候補概念)を構築することであり、併せて必要な要素技術開発テ-マを特定するとともに、要素技術開発との緊密な連携の下にその技術開発成果の設計への適切な反映を図ることが求められる。設計研究に取り組むに当たってはFBRサイクル全体で整合のとれたシステムとすること、種々のニ-ズに対応できる柔軟な設計を心がけ開発目標と導入シナリオに応じた設計オプションを提示していくこと、そして独創性・創造性に富んだ魅力ある概念を追求していくことを基本姿勢とする。
小井 衛; 和田 雄作
大洗FBRサイクルシンポジウム, 0 Pages, 2001/00
これまでの研究開発の中で、FBRサイクル技術を支える主要な専門分野に関して、試験技術を高め、解析コ-ドを開発してきた。これからは、こうした技術基盤を活用しつつ、試験研究の重点化・絞込みと、最新の数値解析技術による現象の詳細把握や最適化手法の開発を進め、的確な技術裏付けに基づく斬新な要素概念の創出を目指す。
小井 衛; 山下 芳興
大洗FBRサイクルシンポジウム, 0 Pages, 2001/00
「常陽」は、ウラン-プルトニウム混合酸化物燃料ナトリウム冷却型の高速実験炉であり、1977年4月の初臨界達成以降、四半世紀近い運転実績を有している。「常陽」は、MK-III計画によって高速中性子照射炉としての性能を飛躍的に向上させる事となるが、今後は関連する照射後試験施設や廃棄物管理・処理施設等の整備計画との整合性を確保しつつ、FBRサイクル実用化への寄与のみならず、国内外に広く開かれた「照射センタ-」として、原子力開発一般に役立たせていきたいと考えている。